女性ならではの見直し
生命保険の中には、女性専用の保険もあります。
これは、比較的最近生まれた分野と言って良いでしょう。
その為、女性で生命保険に加入していた人の多くは、見直しを行い、改めて女性専用の保険に加入するという事例が結構発生しています。
実際、女性の生命保険の見直し事例の多くは、この女性専用保険への加入に関するものです。
基本的には、1人暮らしの女性をサポートするという性質の保険です。
家族を持っている女性の場合は、ファミリー保険など、他の選択肢がいくつかあるからです。
とはいえ、奥さんの為に女性保険について調べるという事例もあり、必ずしも1人暮らし専用というわけではないようです。
この女性専用の生命保険の最大の特徴は、女性ならではの病気に対しての保障が手厚い事です。
具体的に病名をいうと、乳がん、子宮がんですね。
特に重要なのは乳がんです。
乳がんになった場合、早期発見であれば治る可能性が高い一方、乳房をそのまま残すのは莫大な費用を要します。
というのも、乳房を残す為の治療は、健康保険がきかないからです。
国が、乳房を残す為の治療は贅沢であると判断しているからです。
その為、もしそういった手術を受けるとなると、通常のがん治療以上に大きな費用がかかる事は間違いありません。
こういった病気から女性を守る為、女性専用の生命保険というものが確立しています。
特に若い女性には需要が大きいようで、見直し事例は今後も増えていく事になるでしょう。
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山田邦子さんの乳がん治療
タレントの山田邦子さんは、2007年3月、テレビ朝日系列「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」の出演後、番組で紹介された家庭でできる乳がんの視診・触診によって乳房の中のしこりを見つけました。
番組では、乳がんのしこりが触るとどのような感覚なのかを、肉まんの中の梅干の種のような感覚と紹介し、邦子さんが触診したときにも、そのような感覚があり、しこりとわかりました。
検査の結果、左に1つ、右に2つの小指の先ほどの腫瘍が見つかり、医師からは早期発見であると告げられました。
このため、邦子さんのがん治療は乳房を切除することなく、2度の手術の温存手術を受けました。
手術後、同じ番組に出演し、乳がんであったことを報告しました。
温存手術であったため、手術後もがんの病巣根絶のための放射線治療が続きます。
邦子さんは、放射線治療前の説明で、左は進行性のないがんだったものの、右は進行する可能性のある浸潤(しんじゅん)がんであると告げられます。
浸潤とはがんが周囲の組織にもぐりこんでしまうことです。
放射線治療が終わると、次にホルモン剤投与があり、経過観察に8年かかると医師から告げられます。
放射線治療の吐き気などの副作用についても説明がありました。
病院には土日を除く毎日通い、放射線治療が連続30回終わるとホルモン剤投与に移ります。
放射線治療終了後のホルモン投与では、ノルバデックスDという薬を1日1回飲むことになりました。
女性ホルモンを抑える、乳がんにはよく使われる薬です。
服用期間は5年間です。
邦子さんは、乳がんになってから、ピンクリボン運動に参加し、乳がんの早期発見、早期治療の啓発につとめています。
邦子さんの受けたがん治療の体験が、今、多くの人の命を救っているのです。
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乳がんの治療
乳がんの治療には、外科療法・放射線療法・薬物療法があります。
ここでは、そのがん治療の種類について説明しましょう。
外科療法では、以前のように乳房の大きな切除は少なくなっています。
手術では、患者の希望を前提にして、がんのある部分のみ取り除き、できるだけ乳房を温存する方法を検討します。
がんの広がりが大きい場合には温存するのは難しく乳房全体を切除することが多くなります。
日本乳がん学会の基準では、がんの大きさが3cm以内で、数が1つの場合には温存手術が適応となります。
しかし、必ずしも基準通りではなく、抗がん剤によりがんを小さくしてから温存手術をする方法をとることも多くなっています。
また、温存が困難な場合、乳房再建を行うことも増えています。
乳房再建は自分の背中やおなかの筋肉を用いる場合と、人工物を用いる場合があります。
乳頭も手術で作ることができます。
放射線療法は乳がんの場合、外科手術のあと、再発を防止するために放射線照射が行われる場合などに用いられます。
乳がんでの薬物療法は、大きく分けてホルモン療法、化学療法、新しい分子標的療法の3種類があります。
化学療法で用いられるのは、注射と内服薬です。
分子標的療法は、乳がんの増殖に関与していると考えられているHER2タンパクをねらい撃ちした治療法が最近開発されています。
この療法はHER2タンパクを多く持っている乳がんの治療を大きく変えると期待されています。
このように、乳がんには、様々ながん治療の方法があり、早期発見であればあるほど、再発や転移を防ぐことができるのです。
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乳がんの検査
乳がんは早く見つけるほど、再発や転移の可能性が低くなります。
近年、早期発見につながる画像診断の技術が進み、がん治療の技術も格段に進歩しています。
乳がんの検診で行われるのは、医師の視診・触診、エコー(超音波)、マンモグラフィです。
がんの可能性がある場合は、細胞診や組織の検査が行われます。
・エコー(超音波)検査
乳房に超音波を当て、その反射によってできる画像により診断するもので、痛みはありません。
しこりがあると、その形や大きさがよくわかります。
・マンモグラフィ
乳房を引っ張って平らに伸ばし、2枚の板ではさみ、縦・横2方向のレントゲン撮影をします。
板で挟むときに痛みがありますが、とても痛い人やそれほど痛みを感じない人、様々です。
マンモグラフィでは、乳房の中の石灰化と呼ばれるカルシウムの沈着がよく見えます。
しこりを伴わない石灰化が写ることがあり、微細な乳がんの発見につながります。
エコーやマンモグラフィで見えるしこりや石灰化は必ずしも乳がんではありません。
それらの形や大きさで良性・悪性を判断します。
そして、さらに正確な診断が必要な場合、病理検査が行われます。
病理検査には、下記のものがあります。
・細胞診
細い針でしこりの細胞を取って検査します。
・針生検
細胞診よりも少し太い針で組織をくりぬくように取り、検査をします。
・マンモトーム生検
針生検よりもさらに大きな針で、より大きな組織を取って、より正確な診断ができます。
このように、乳がんの検査には様々なものがあります。
早期発見のため、自己検診や定期健診をすることによって、もしがんが見つかっても、よりがん治療による負担を少なくすることができるのです。
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乳がんの自己検診
乳がんは、日本の女性の18人に1人、年間4万人以上かかる病気です。
2005年の日本の女性の部位別がん死亡数の中では、胃、肺、結腸 、肝臓に次いで乳房が5位であり、女性がかかるがんの第1位です。
乳がんは、自分で触って見つけられる可能性のあるがんです。
早期発見のためには、月1回、自分で乳房を触ってチェックしてください。
自己検診の方法は、上半身の映る鏡の前に立って、乳房の形や左右の乳房に違いがないかなどをチェックします。
次にバンザイをするように両手を挙げて、乳房を観察します。
がんがあると、皮膚がひきつる、えくぼのようにへこみが出ることがあります。
次にあおむけに寝て、乳房を触診します。
乳房の外から内側へ、乳房と反対の手の指の腹を滑らせるように触っていき、しこりがあるかどうかを調べます。
両方の乳房を調べた後は、座って同じように調べます。
そして、最後に乳首をつまんで分泌物がないかを調べます。
自己検診で気になるしこりがあった場合には、病院で検査をしてください。
しこりがあっても、乳腺症などの場合があり、実際に乳がんと診断されるのは1割ほどです。
しかし、自己判断は危険ですので、必ず病院へ行きましょう。
また、自己検診だけでなく、乳がんの定期健診も年1回受けるようにしましょう。
早期発見でのがん治療が再発を予防し、乳がんで亡くなる可能性を低くするのです。
そして、早期であればあるほど、がん治療も容易になるのです。

